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2008年04月07日

トモセラピーの放射線治療は体の負担が軽い

トモセラピー:TomoTherapyによるがん治療は、心筋梗塞(こうそく)などの持病があり、手術だと体に負担が大きい患者に有効だ。
トモセラピー:TomoTherapyは、エックス線を使った画像撮影装置と放射線照射装置を一体化させた機器で、複数箇所にあるがん病巣も同時に治療することが可能で数週間の通院でがん治療ができる。
(がんの症状、程度で治療には、個人差がある。)

トモセラピー:TomoTherapyの放射線治療は体にメスを入れないため、手術に比べ、体の負担が少ない、患者に優しい治療と言われる。
特に注目されているのが、複数の部位にがんが広がる患者の治療を可能にした点だ。
トモセラピーは、「トモ(Tomo=tomogram)」(断層写真)と「セラピー(therapy)」(治療)を合わせた造語だ。
コンピューター断層撮影と放射線治療の機能を併せ持つ機器で、アメリカの医療機器メーカーTomoTherapy社が2003年に開発した。

装置の外観は、コンピューター断層撮影法(CT)診断装置と同じで、巨大なドーナツ形の照射装置と寝台で構成されており、寝台に乗った患者を、画像撮影と同時に放射線治療が行える。

これまでの放射線治療は、まず、患者をCT撮影室で画像診断し、それから放射線治療室で治療を受けていた。この方法だと別々の装置で治療を行うために放射線の照射の位置が、がん病巣から外れる可能性があった。
トモセラピー:TomoTherapyは、この撮影と治療の装置を合体させ同じ場所で2つの治療を同時に行うため正確な照射が可能となった。
トモセラピー:TomoTherapyの特徴は、ドーナツ形の装置に可動式の長方形の照射口が1か所。
これが360度1回転するので全ての方向からがんの病巣部を狙うことができる。
照射口には、64枚に分かれたタングステン製の“ふた”がありコンピューターでこのふたを開閉させることで照射範囲や線量などを調節することができる。
これは、「強度変調放射線治療」(IMRT)と呼ばれる手法で、複数の患部を同時に照射することができるため、正常組織への影響を最小限におさえることができる点が、トモセラピー:TomoTherapyの特に優れた特長だ。

トモセラピー:TomoTherapyの治療は、がんを効果的に治療するため綿密だ。
まず、磁気共鳴画像(MRI)や陽電子放射断層撮影(PET)など複数の画像診断で、患部を正確に特定し、照射線量や照射時間などを計算する。
治療当日は、再度トモセラピーの画像を、撮影済みのMRI画像などと重ね合わせ、位置、照射量などを最終的に決める。
1回の治療は、準備時間も含め約15〜20分と短く、その治療時間の中で実際に放射線を照射する時間は3〜5分だ。

トモセラピー:TomoTherapyは、照射装置に合わせて患者の寝台も動くため、患者の頭部から足まで放射線をがん患部に直接照射することができる。
そのため複数の癌患部を一度に治療でき癌治療回数が少ない。

トモセラピー:TomoTherapyも放射線治療であるため照射する場所によっては、頭痛や下痢、だ液が出にくくなるといった副作用は生じるものの、従来の放射線治療に比べて少ない。

トモセラピー:TomoTherapyの治療は、がん保険が適用されるが、装置自体が5億円程度と高価なので、国内でトモセラピー:TomoTherapyを導入した病院は、まだ9施設と少ない。

ニックネーム セラピスト at 05:43 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

木沢記念病院(岐阜県美濃加茂市)国内2施設目のトモセラピー治療開始

木沢記念病院(岐阜県美濃加茂市)は、国内2施設目のトモセラピー(TomoTherapy)治療開始病院です。

木沢記念病院では、2006年1月から前立腺がん等に対してIMRTが開始されました。

■木沢記念病院での前立腺がんIMRTの流れについて■
1.
治療計画のためのCTを撮影します。
2.
放射線腫瘍医や放射線物理士、放射線技師が専用のコンピュータを用いて治療の計画を立て、患者さんに最もよい治療計画を作成します。
3.
実際に放射線をあてる範囲を決め、皮膚に印をつけ、確認のためエックス線写真を撮影します。(この作業は位置決めと呼ばれています。)

ここまでは、通常の放射線治療と同様です。
この後、実際に作成した治療計画が正しいかを測定します。
この作業は、放射線技師の手により行われます。1人の計画の検証に約10時間程度かけて行います。検証の結果は、最終的に放射線腫瘍医が確認し、問題なければ治療を開始します。
通常の放射線治療よりも、この検証作業に時間がかかるため、CTを撮影してから開始までに約2週間程度必要となります。

4.
実際の治療時間は、5-10分程度で通常の放射線治療と大きく変わりはありません。
5.
治療期間は通常の照射と同様に7-8週です。

ニックネーム セラピスト at 12:00 | TrackBack(0) | 木沢記念病院(岐阜県美濃加茂市) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

北斗病院アジア初のトモセラピー治療開始

北斗病院は、トモセラピーをアジア太平洋地域で最初(平成17年9月)に導入した病院です。
トモセラピーは、がん治療の常識をくつがえした新しい概念の放射線治療機器です。
トモセラピーは、米国製の最新放射線治療装置であり、北米では急速に普及しつつあります。
日本国内では、北斗病院を含め9台ほどのトモセラピーが稼動しています。

トモセラピーが、今までの放射線治療装置と違うのは、トモセラピーはCT内部に治療装置を組み込むことに成功した初めての装置で、CTの技術と最新コンピュータ制御によって高精度、高品質な放射線治療が実現できることです。
しかしながら、高精度や高品質を保つためには、治療従事者にも高い専門性が必要で、治療開始までの準備が1週間ほどかかります。
治療時間も、1名あたり20〜30分程度が必要となります。
北斗病院では、トモセラピー治療に精通した放射線医師、放射線技師、医学物理士が常駐し、治療にあたっています。

稼動から約2年経ちましたが…
北斗病院では、平成19年5月現在で既に300例以上の治療をおこなっています。症例は多岐にわたるため、現在は治療結果を蓄積している段階です。実際の治療例では、肺や、肺から転移した脳のがん組織が消滅するなど、良好な結果も得られています。
治療により完治、縮小が目指せるがんもあれば、完治は難しくとも症状の緩和には有効ながんもあります。トモセラピーはがんの進行状態に応じ、さまざまに役立てることができます。

http://www.hokuto7.or.jp/close_up/tomo.html

ニックネーム セラピスト at 12:00 | TrackBack(0) | 北斗病院(北海道帯広市) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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posted by 269g